Philosophy
代表取締役社長 野依 達也
「顧客第一主義」。この理念は先代、先々代の社長から代々引き継いできた理念です。
弊社はある意味、他の商品のなかで「部品」となるような商品を作っています。お客様の大事な食品の中に、私たちの部品が入っていくわけです。そういったスタンスでいえば、部品たる私たちの不手際で、お客様にご迷惑をかける訳にはいきません。
しかし商品の主役ではないとはいえ、部品である私たちの商品もお客様が作ったコンセプトの一部となり、商品の一翼を担うことになります。その自負からも「お客様の目標達成のためのお役立ちになりたい」という思いは、常に持っております。
さらに、私たちが作っているのは食に関わる製品であり、消費者の方の口に入るもの。
もしかしたら、自分の大切な人や、自分の家族が食べることになるかもしれない…。家族など、大切な人に向けて食事を作るときは、誰しも注意深く、ていねいにモノをつくっていきたいと思いますよね。
作り手として、そのくらいの注意深さ、ていねいさをもつこと。それが私たちの掲げる「顧客第一主義」、「顧客に信頼・満足される企業」であることに繋がっていくものだと思います。
食に関わる事業をしている以上、品質にはこだわっていく必要があります。しかし、いくら高い品質の商品を作ることができてもそれが一時的なものであれば、意味はありません。
私たちが品質保証について負っている使命として「確実に恒久的にできる」ということを行っていく必要があるのです。
そして恒久的にできるために、様々な仕組み作りや取り組みを行っております。
たとえば、客観的な指標で品質を確認できるように「数値化」を行ったり、他にも、初めてお取引をするメーカー様の場合は下見に行き、工場の状態を必ず確認しに行くようにしています。
反対に、お客様の方から弊社へ監査にいらしたりと、お互いに環境確認を徹底し「ちゃんとしたものを作れているか」というところを確かめ合いながら、カバーし合って進めていくという形となっています。
私たちが作る商品には、「美味しい / まずい」といった味覚で評価される部分はあまりありません。しかしながら、食品に関わるものであり、安全性が問われる商品でもあります。
そういった意味で、私たちへの最高の褒め言葉とは「西野物産さんなら、安心して任せられる」という言葉なのです。
他にも、「これからもよろしくお願いしますね」とお客様から信頼の言葉をいただけたときも、嬉しい瞬間かもしれません。信頼という意味でも、お客様から一番に選ばれる会社でありたいと思っております。
私たちはメーカーのようで、メーカーではなく弊社だけの力で、最終商品を作ることはあまりできません。
そのため、お客様から提案していただいたことに基づき、約束を守り、真摯に達成していくこと。弊社はこのスタンスを愚直に貫いて、私はそれを実現するための環境整備や意思決定をしていきたいと思っております。